駆け出しイラストレーターのお仕事って?

副業で絵のお仕事をしたい!だけど…

 

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こんにちは!MINONIUMです。

絵をお仕事にしたいと考えはじめた人にとって、必ず最初に抱くお悩みが

どのように自分の絵を売ればいいのか?

ということだと思います。

そんなお悩み解消をお助けする3つのポイントをいくつかの記事にわたって紹介します。

私の考えるお悩み解消お助けポイントはこの3つです

①イラスト仕事の基本ワークフローを知る

②お仕事を受注する前の準備をする

③営業のコツをおさえる

こちらの記事では

①イラスト仕事の基本フローを知る

について紹介していきます。

お仕事の基本ワークフロー

ワークフローとは?

この記事で言うワークフローとは、お仕事の一連の流れを形式化したものをいいます

フローは、直訳すると「流れ」です。

何をしたら、どこをチェックするのか?チェックしたら次はだれに渡せばよいのか?などの、おしごと流れを事前に形式化することで、
確認をとるための負担が減る、迷うことが少なくなるなど、コミュニケーションコストを大幅に減らすことができます!

なぜワークフローが必要なのか?

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疑問に思われるかと思います。

副業だとどんな仕事が来るかわからないし決める意味がないのでは?

ワークフローに頼っていては突発の仕事に対応できないのでは?

全くそんな事はありません。むしろ、形式化しておく事で本当に必要な時間を使えるようになります。

ここらへんの詳細はまた別記事で紹介します。

この記事では、

ワークフローを立てておいて、仕事を見通す事はとても有益である

と言うことをわかっていただければOKです。

ワークフローの概要

この記事で紹介するのは、あくまで私が行っているワークフローです!
これが絶対に正しいとは限らないので、参考までにしておいてください。

  1. 営業する
  2. 見積もりをする
  3. 発注を請ける
  4. いよいよ作業!
  5. 納品をする
  6. 検収してもらう
  7. 請求する
  8. お礼のメールを送る

ひとつずつ見ていきましょう!

1.営業する

まずは知ってもらう

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イラストレーターにとっての営業活動は、お客様に自分の絵を買ってもらうためのアプローチとも言い換えることができます。

「一番大切なのは絵を描くことなのだから営業は二の次でいい」

「いい絵をかいていれば必ず誰かが拾ってくれる」

なんて思ってはいませんか?

仕事を振る側にとって、「発注先を探す」こともばかにならないコストです。

そんな「見ず知らずのイラストレーター」を探すコストを払うぐらいなら、「すでに取引実績のあるイラストレーター」に頼んだ方が、早くて安心です。

だからこそ、お仕事を得るためには、まず自分という存在を知ってもらうことが何よりも大事です。

仕事をもらう

この時、ただ”知ってもらう”だけだと、お仕事にはつながりません

企業に「この人は信頼できそうだ」と感じてもらうことでお仕事につながるからです。

では、信頼を得るためには何をすべきなのでしょうか?
これについては下記の記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。

→営業のコツ(記事作成中)

2.見積もりをする

すぐに着手は×

案件によっては、事前にお仕事の内容が開示されていることがあります。(クラウドワークスのプロジェクトのお仕事など)

制作会社に直接営業をかけた場合、メール等でお仕事の打診がきます。

内容を読んでみるとなんだか楽しそう。モチベーションが上がってすぐに「お仕事だ!早速描こう!」となってしまうかもしれません。

だけどちょっと待って!その仕事はまだ自分に振られるときまったわけではありません。

自分の時間とスキルを売るという事

お仕事の打診がきたら、まずは「見積もり」を行います。

この見積もりでは以下をはっきりとさせておきます。

  • 納期はいつ頃になるのか?
  • いつ何が完了するのか?
  • 請求額はいくらになるのか?

クライアントがイラストを頼む時というのは何かしらの書籍や広告等の商品をリリースする時です。

例えばLP作成会社の場合、ウェブサイト発表日と予算が決まっているので、クライアントはその枠の中でできるだけクオリティの高いものを完成させる必要があります。

そこに使用するイラストが、いくらで、いつ仕上がるのかというのはとても大切な情報です。ここを明確にしておけばクライアントも見通しをしやすいので検討される際に有利です。

見積内容は、「見積書」を作成してクライアントに提示します。

見積書には以下を明記しています。

  • 納期予想日
  • 内訳
  • 請求額

基本的に、報酬はクライアントに源泉徴収をしてもらうためここに記載した金額より少なくなることを理解しておきます。

また、請求額は税抜き価格と税込み価格両方記載しておくのがベターです。税率は10%ですので、1.1倍の金額を合計額に記載します。

双方の合意を取ろう

しっかり値段と納期を出したからといって、必ずお仕事がもらえるわけではありません。納期は問題ないか?金額は予算内か?もとめているクオリティかそれ以上に仕上げてもらえるか?

クライアント側がこちらの提案を受け入れるかどうかも検討されます。

場合によっては、納期、予算、クオリティ、その他を理由に依頼が流れてしまうこともあります。(これは、決して自分の絵が下手だからではありません。自分を責めてはいけません)

合意が取れたらいよいよ契約です。

3.発注を請ける

契約書と発注書を確認する

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双方の合意が取れて発注が行われると、契約書と発注書を受け取ります。

ざっくりいうと、契約書はお仕事をする上での法的な同意を締結するもの、発注書はお仕事内容の詳細が記載されているものです。

どちらもとても大切なものです。特に契約書はのちのちのトラブルをまねくことがあるので、不当な条件を課されていないかなどをしっかりチェックします。

4.いよいよ作業!

一番大切なのは「信頼」

お仕事をこなすうえで最も大切になるのが信頼関係です。

どんなに絵がうまくても、この信頼関係がなければお仕事は成り立ちません。

今どのくらいお仕事が進んでいるのかな?
何時に報告してくれるのかな?(お返事する時間がとれるだろうか?)
こちらの指示にわかりにくいところはなかったかな…?

クライアント側にもたくさんの不安があります。

これらの不安を解消し、自分の道筋を明確にすることで、やりとりがスムーズになります。

お仕事を進めていくうえで、信頼関係を崩さぬよう、むしろ積み上げていく気持ちでお仕事に臨みます。

スケジュールを確保する

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確実に作業できるようにスケジュールを確保しましょう。

特に副業である場合、本業のお仕事の残業が伸びるなどの想定外の出来事が起こり、作業時間が取れなかったということも起こります。

その場合の埋め合わせをどうするかなども含めて、日々の生活をキッチリ改め、確実に作業をこなしていく必要があります。

こまめに連絡を取る

連絡がないと、クライアントは不安になります。

また、連絡なしに作業を先まで進めてしまった場合、「イメージと違ったので修正してください」と、大きな手戻りが発生してしまいます。

副業イラストレーターにとって時間はお金です。無駄なく作業を進められるようにこまめに連絡を取ります。

5.納品をする

データに間違いがないかチェック

作品が完成したらクライアントに提出します。

データ形式は間違いないか?
修正事項に漏れはないか?
データの内容は分かりやすいか?(レイヤー名など)

データに不備がないかしっかりチェックして、クライアントに送付します。

この時、必要であれば「納品書」を作成します。

納品書は以下の内容を明記しておきます。

  • 納品した日と時間
  • 納品した方法(クラウドにアップロード?メールに添付?)
  • 納品したデータの内訳と形式(ファイル名とその内容、ファイル形式)

これによって、どのデータがどの依頼を反映したものなのかが明確になり、クライアント側もデータに抜け漏れがないかを確認できます。

「このファイル納品されていません」なんて言われてしまうようなトラブルを未然に防ぎます。

自分のお仕事の効率化だけでなく、クライアント側の手を煩わせない気遣いが信頼につながります。

6.検収してもらう

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修正対応をする前に

納品後に修正をお願いされることがあります。

修正内容によっては何日もかかってしまうことがあります。そんな修正をいくつも抱えてしまうと収入対時間が無駄になってしまいます。

ですので、修正依頼をもらったら以下の対応をします。

  • 修正内容を細かくタスク化
  • それぞれのタスクにかかる時間を見積もる
  • きつい修正があった場合は、別途料金を請求する旨を伝える

3つめがかなり大事です!

クライアントは絵に関しては素人です。

その修正が、絶対に必要なものなのか?ちょっと気になったから修正依頼を出してみただけなものなのか?を事前に確認を行います。

重要度は低いのに手間のかかる修正を繰り返していては、経済活動として費用対効果はむしろマイナスです。優先順位を確認して、本当に必要なものから対応していきます。

また、タスク化して修正点を列挙することで、クライアント側の希望を明確にすることができます。クライアントは必ずしも検証に検証を重ねて修正依頼しているとは限りません。

こちらでタスク化をおこない、その修正にどのくらいの費用が掛かるのか?どのような利益があるのか?をしっかり可視化することで、お互いのゴール地点のすり合わせや修正費の交渉がスムーズになります。

次のお仕事のためにヒアリングしておくとベター

検収を終えたら、できればお仕事の全体を振り返ってよかったポイントと改善するべきポイントをクライアントとすり合わせましょう。

  • 指示内容で分かりにくかったところは?
  • 作業進捗提示の間隔はちょうどよかったか?
  • 連絡速度は適切だったか?
  • イラスト表現のここがよかった!
  • 指示書のフォーマットが画一的で読みやすかった!

…などなど。

大きな会社でも、窓口となる方がベテランとは限りません。

取引先としてフィードバックを送りあうことで、双方にとって次に生かせる有用な経験値になります。

ただこれはクライアントの時間を奪ってしまうので、その時間をいただけるかを事前に申し入れしておきます。

またお仕事をもらえるかどうかは分かりませんが、繰り返しお仕事をもらう場合、このような積み重ねが将来の仕事のやりやすさにつながると考えています。

7.請求する

請求書を作成します

検収を終えてもまだもう少しやることがあります!

お金の請求です!忘れずにやりましょう!!!!!!

企業は請求書ベースで経理を行うのが一般的です。窓口担当の方に「振り込みますね~」と言われても、請求書を送らなかったせいで振り込みがなされなかったというケースもあります。(私ではないですが)

ですので、検収後は必ず検収のお礼とともに請求書を送付しましょう。

請求書には以下の内容を記載します。

  • 納品物内訳
  • 発注日と納品日、検収
  • 請求額
  • 振込先
  • 振り込み指定日
  • 源泉徴収してもらうよう明記

振り込みは一般的に2か月後になります。

3ヶ月たっても振り込まれない場合は、以前に請求済みである旨を添えて連絡します。

稀にそれでも振り込んでもらえないことがありますが、その対応策はいつか記事にできたらな…と思います…(あまり思い出したくない)

8.お礼のメールを送る

検収完了後、振り込み確認後の2回

一緒にお仕事を成し遂げた戦友(笑)とは仲良くしておきたいものですよね。お仕事以外のコミュニケーションも、自分という存在の印象をよくするためにも大切です。

1通メールを送るだけでよい印象を持たれます。

印象はなかなか上げにくいものですので、上げられるチャンスがあれば積極的に行動していきます!

次のお仕事につなげるためにやること

次のお仕事につながるかどうかは、作業やり取り中の信頼関係や、それ以外の事務対応の誠実さで9割きまってしまいます。

もしこちらがミスをしてしまった場合は素直に謝り、改善策を提案し実行するなど、誠実な対応をしていきます。

そして「ありがとうございました。次もよろしくお願いします」と気持ちよく終われることが、次のお仕事へのステップだと思います。

納品して、お金をもらって、最後に握手するまでがお仕事です。

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悩みを解決するならまず行動!

以上が私のお仕事ワークフローになります!

想定外の出来事が起こった場合はどうするのか?などは、別の記事で紹介していきますね。

上手い絵よりも欲しい絵

絵を仕事にしたい…
だけどまだ絵が下手だから、もっとうまくなってからにしよう

こんな風に思っていませんか?

私自身、そんなに絵がうまい訳ではないです。私よりずっと上手な人は世の中にたくさんいます。

では、なぜ私が絵を仕事にできているかというと…

絵を仕事たらしめるためのワークフローを築きあげ実行していること、

クライアントの求める絵を提供できていること、

この二点をこなしているからに尽きます。

絵がうまいに越したことはありませんが、お金になるのは上手な絵ではなくクライアントが求めている絵です。

実際に、本業の方でうまい人がペンディングされ私が採用されたこともあります。クライアントの求めるものを実現したからです。

仕事としての絵とは?

クライアントの求めるものを実現するには、適切なヒアリングはもちろん、企画全体の趣旨を理解して何が求められるかを常に考えることが大切です。

例えば「この部分はカットして、代わりにこれを入れてください」という修正依頼が来た時に、「その修正によって何を実現したいのか?」を考えます。時にはその意図を聞きます。

そしてただ機械的に対応するのではなく、「それを実現したいならこちらが効果的です」と自主的な提案ができれば、クオリティの向上だけでなくクライアントの信頼も得ることができます。

※突拍子もない提案はむしろ信頼を失うので、気を付けましょう!確認事項を増やす=相手の時間をとるということも念頭におきます。

絵を仕事にするということ

好きで絵を描いてきたほとんどの人は、絵を描くのが楽しいから描いてきたのだと思います。私もそうでした。

しかし、その絵を仕事にするには「自分のためだけの絵」から「誰かのための絵」へ昇華させることが必要です。

初めて仕事をするとき、この「誰かのために描く」というのは大きなストレスでした。

趣味を仕事にするのは楽しい。その分、大変でもあります。

私は楽しくもない大変な仕事に人生の大半を費やすより、楽しくて大変な仕事に人生の大半を費やす方が、トータルで有利だと考えているので、本業も副業も絵に関するお仕事をしています。

何より、自分の絵によって誰かの感情を動かしたりしたときに得られる達成感が、私のやりがいにつながっています。

最後に

長くなってしまいましたが、以上がMINONIUMが副業の絵の仕事をする際のワークフローでした!

この記事が、絵を仕事にすることの輪郭をつかめず一歩を踏み出せなかった人へ勇気を与えられれば、幸いです。

ここまで目を通していただきありがとうございました!